よくわかる高田歯科についてCLINIC GUIDE
これからも地域のために高度な医療を
高田歯科クリニックは開業して9年を迎えました。
多くの患者様に恵まれることができ、これからも地域に医療法人タカダ会として、インプラントと高度な時代の先端の治療を提供したいと考えています。
9年前の私が35歳の時は、ユニット3台スタッフ2人のスタートでした。
リーマンが破綻し、社会が不安定で停滞していた時期の中、開業するには時期が悪いのではないかとアドバイスしていただいたこともあります。
しかし、西荻窪に住んでいた縁もあり、荻窪で開業を決意し、おかげさまで初日から多くの患者様が来院され、2011年はクリニックをさらに拡張することができました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
当院のサービスについて
当院では、総合的に一環としたレベルの高いサービスを目指しております。
来院された患者様への1つ1つのサービスの高さに加えて、最も重要なことは歯科医師の治療とそれが結びついているのかということです。
「診療室に入って来るところから治療は始まる」と言われるように、まさにその通りで、10人いたら10人ごとに対応が違うことも大切なのです。歯科医師にも患者様からの1つのヒントが、診断の精度を上げます。
当院ではDrが毎日の診療で誠心誠意をもって、根強く継続していくことこそが、1番のサービスに繋がると信じています。
一貫した治療
患者様から「歯医者さんにいつまでも通って、いつ治療が終わるか分からない」という話をよく聞きます。しかし、もう何十回も通い続ける心配は必要ありません。
当院では、医学的根拠に基づいて、短時間で効果的な治療を心がけて行っております。
虫歯や根の治療、インプラント治療においても高い精度で判断し、少ない回数で通える治療計画を提案いたします。
虫歯の治療もインプラント治療も、実は一連の流れをもって繋がっています。インプラントは、この「流れ」を理解していないとうまくいきません。
口腔内は、体の中で最も繁殖をしやすい場所の1つです。そのため、常に感染のリスクに左右されています。一方、バリアの修復機能を多く持っている場所でもあります。
治療をするということは、このバランスと付き合っていくことに他なりません。年齢、性別、病歴などのファクターを正確に診て、口腔内の未来をイメージしながら治療を決めていきます。
口腔内がA→Bになる人の場合、Bの方向が見えないと虫歯1本の治療もままならないのです。
さらに、その患者様の希望を織り交ぜるため、非常に多くの症例を積んだDrでなければ、実は虫歯1本も正確に判断ができません。
患者様の負担の少ないインプラント治療
当院のインプラントの最大の長所は、低侵襲治療です。インプラントは、ものすごく腫れるという話をよく聞きますが、実は不必要な骨造成や治療計画の甘さがあります。
例えば、上顎の骨造成はサイナスリフトと呼ばれております。
当院では、低侵襲に行える新たな方法を確立しております。
ただ、この方法はかなりの技術力を持った歯科医師でないと行えませんので、実際にこの方法を書くのは避けますが、患者様の術後を診ると、非常に腫れが少ないことがわかります。
抜歯の技術に関しても、大きな骨削合は患者様に大きな負担があるため、なるべく歯を分割した方法をとっております。
他院でインプラント相談をなさった患者様には、不必要な骨造成を治療費として請求されているケースもあります。
本当に骨造成が必要なのか、腫れや感染のリスクも含めて聞いてみると良いと思います。
長期間定着するインプラントの共通点
現在、インプラントは一般の治療として定着していきました。そのため、多くの歯科医院ですでに治療された方も多くいらっしゃいます。
何十年も長く機能しているものを診ていると、一定の共通点があります。
- 一時代前のインプラントを使用し、抜けることなく現在も定着している
- 患者様のブラッシングの意識が高い
- もともと歯周病を患っておらず、破折や虫歯が原因で抜歯を行い、インプラントをされている
- そもそも咬合していない、もしくは天然歯に守られている
長期的にインプラントを維持していくためには、上記の項目にもありますように、患者様によるブラッシングが大切です。
また、定期的に歯科医院におけるアフターメンテナンスをしていたただくことで、よりインプラントを長期間機能させることができるようになります。
インプラントの寿命と耐用年数
「インプラントは一生持ちますか」という質問をよく受けます。欠損の治療法としてブリッジと入れ歯(義歯)と比較してみると、ブリッジは平均4~6年それ以上だと持っても金属の場合隙間ができる、入れ歯は平均1~3年といわれています。インプラントは10年の生存率が90%以上(SSIAによる論文による)と言われています。ただ20年、30年以上問題なく使えてる人が多いことから一概に言えないのではないかと思います。動物実験終了後、人に最初にインプラントをいれた方は約40年持った(ブローネマルクインプラント)実績があります。インプラント体とかぶせものは近年の目覚ましい進歩により基本腐食することはないのですが、インプラント体の周囲の骨が歯周病のようになる(インプラント周囲炎)に注意しなければなりません。
インプラントの寿命を延ばす5つのポイント
適切なポジションに適切な手術を行う
インプラントを行う上で術前の炎症のコントロールは欠かせません。術中は注水をおこない火傷に注意が必要です。将来の清掃性をみこして垂直的、水平的ポジションが大切です。また歯およびインプラント同士の距離も大切です。
症例、実績、論文の多いインプラントを使用する。
ストローマンインプラントが最も適しています。ブローネマルクインプラントは10年以上まえに使っていましたが、現在ではストローマンが世界の主流です。
喫煙はなるべく減らす。
喫煙はインプラントだけでなく健康に悪影響なのは周知の事実です。減らす努力をするべきです。
歯ぎしり、かみ合わせのコントロールを行う
当院ではハードタイプのマウスピースを使っています。均等に圧をあてることで、セラミックの破損を軽減します。ソフトタイプですとまれにより歯ぎしりが強くなる人がいます。 かみ合わせは年月とともに変化しますので、定期的に確認します。あらかじめ歯ぎしりが強い方は、ジルコニアを接触部分に使用し力をコントロールします。また側方のかみ合わせを調整することでリスクを減らせます。
定期的なクリーニングを行う。
クリーニングは必要です。定期健診時にどこが磨きにくく苦手か確認します。個人によって清掃道具も変わります。隙間をあえて大きくとることで清掃性をよくすることもあります。「インプラントの手入れが大変だ」方も一度相談ください。
インプラントも選択肢の一つに
歯周病や根の治療を放置すると徐々に顎骨が失われていきます。よく抜歯をするのは、悪い歯科医師だと言われることがあります。
一般的には合っていますが、無理に動揺が多い歯を長期間残すと、次の治療に支障をきたすことがあります。
これを避けるためには、インプラントと一般治療の両方を平行にできる歯科医院に定期的に通うことと、よくお話をして、自分がどのようにしたいのか、どこに価値を置いているのかを考えておくことが望ましいでしょう。
「自分の歯は、自然に抜けるまで絶対に抜きたくない」という考えをお持ちであるのならば、それを優先してもいいのではないのでしょうか。
逆に、いくつになってもしっかり噛みたい、アクティブに動きたいと思うのならば、インプラントを視野に入れて考えるのも良いと思います。
インプラントと咬合平面と慣れの問題
よく他院で治療がうまくいってないケースに咬合平面の乱れがあります。
長く同じ歯科医師からの嚙み合わせの治療は、その場その場で歯冠を被せて解決していきます。
一見、解決しているように見えますが、多く日が経ってくると、問題が出てくる場合があります。
人によっては、顎関節症で口が開かなくなることもあります。その理由の1つは、咬合平面の乱れです。
自然の歯が一定の割合で摩耗していくのは正常ですが、硬さが異なる歯冠を入れたとき、平面はバラバラになり、治療をしたとき段差ができてしまいます。
この段差は、人間が雑食で顎運動が上下四方に臼のように動いて緩衝し、順応します。
顎の痛みや、被せ物が外れるとき、よく聞くのは実はこのステップが上手く適応できていないことを疑ったほうが良いのです。
咬合の平面と高径は、人間の骨格と関係しているため、今までのステップを見つけ、上手く折り合いをつけていくところに落とし込むと生体が順応してくれます。
この順応力に歯科医師は大きく助けられていて、このポイントに落とせるかが、インプラント医と歯科医の能力の差になるのです。
入れ歯とブリッジの限界
入れ歯は、保険治療で半年に1回作り直しが出来ます。どんなにいい入れ歯でも、2〜3年で作り直さなければいけません。入れ歯に30〜40万円かけても、また作らなければならないのです。
加えて入れ歯は、元の噛む力のせいぜい30%ほどです。
ブリッジは、健康な自分の歯を削らなくてはなりません。
20年も30年も義歯にしていて、困っていないという患者様がよく来院されます。しかし、レントゲン写真を撮ってみると顎の骨が割り箸のように細くなっている状態です。
一方、インプラントは、直接顎に力が伝達するため顎が痩せないのです。
また天然歯と同様の嚙む力を維持することができるので、入れ歯のような違和感を感じません。
その上、ブリッジのように健康な歯を削ることなく、治療することが可能です。
インプラントと入れ歯やブリッジのメリット・デメリット
インプラントにかかる時間
インプラントは、主にブローネマルク社のものが使われていた10〜20年前は、定着するのに上顎は6ヶ月・下顎は4ヶ月と言われてきました。現在、スイスのストローマン社のインプラント等は、3週間から1ヵ月半で定着します。
このように定着するまでの時間が短くなり、いろいろなことが可能になりました。インプラントの本数や患者様の口腔内の状況によって多少異なりますが、およそ1ヵ月半ほどで完成します。その間には、仮歯をいれることも可能です。
定着の短さは感染のリスクを下げ、患者様の負担を軽減します。また、何ヵ月も完成を心待ちにする患者様にとっては励みにもなるでしょう。
ただ、極端な短時間、あるいは即時のインプラントには、注意が必要です。生体の回復(自然の治癒力)に逆らってはならないことや、歯科医師の技術的な思い上がりで、患者様に迷惑をかけてはならないためでもあります。
ストローマンインプラントの強度をCEO自ら宙ずりになって実証した動画
インプラントと食事
口腔内では、口に入れた物を砕いて表面積を広くし、アミラーゼと混ぜて消化しやすくします。
歯がグラグラした状態や入れ歯にしていると、どうしても咀嚼効率が悪くなり噛まずに飲み込むことになります。
このため、咀嚼能力の低下は他の内蔵にも大きく負担をかけてしまいます。食事は人生の楽しみのひとつなので高齢化を迎えた今、インプラントは必要とされている治療法です。
私の趣味は、スキーや自転車などで、共通している事は体幹を使って股関節に重心をのせることです。これによって、大きい筋肉から効率よくエネルギーを伝える事が出来ます。
これと同じ事が口腔内でもあります。人の咀嚼は3級のテコの原理と同じで、顎関節を支点としたとき、第一大臼歯は作用点として最も力が効率よく伝わります。
この大黒柱とも言える歯を先に治療する事で顎の筋力を発達させ、健康的な生活を取り戻す事ができます。
奥歯のインプラントは成功率も高く、入れた直後からあきらかに噛めるようになります。
インプラントが完成する時に、実際その場でお煎餅を食べていただくことがあるのですが、噛めるという能力に感動していただいています。
インプラント完成後
インプラント完成後に、反対の歯が天然の歯の場合、人によって2~3週間痛みを伴う事があります。これは、自分の歯が今まで使われず、歯周組織が弱くなっているためで、時間とともに治ります。
また、発音をするとき「サ行」が言いにくい事があります。これも慣れてくれば治ってきますが、舌で強く発音するタイプの人は、清掃性は落ちますが前歯のポンティク(隙間)を封鎖する必要があります。まずは、3週間くらい使ってみましょう。
インプラントを入れて舌や頬を噛む場合は、咬合平面が低い可能性があります。
経験のあるインプラント医であれば事前にわかることです。一度ご相談ください。
過去にインプラント治療をされた方へ
昔のインプラントは、知らず知らずにアバットと言われるネジが緩んでいる事があります。
例えば、4本で支えているものが2、3本になっているのと同じ状況なので、1本あたりの負担が大きくなり、大変危険です。
場合によっては、補綴やインプラントのフィクスチャー(インプラントの土台となる部分)が壊れる場合があります。
これを防ぐ為には、定期検診が1番です。
最近のストローマン社には、ロキソリットという強度の高いチタンを使っているものもあります。一度ご相談ください。
他医院で入れたインプラントについて
2本入っていていずれも斜めに入っており、上物を入れてから不快感がありどうにかならないかと、当院へ来院された患者様がいらっしゃいました。
2種類のインプラントが入っていて、特に奥の方傾きが酷く舌側に当たっていました。奥のインプラントを撤去し、新しいインプラントを入れ、舌感を回復させました。
他医院でインプラントを入れた方で、何かお困りのことがございましたら、一度ご相談ください。
当院ではCAD/CAMでの治療も可能です
補綴物において、昔から使われている金合金は、比較的アレルギーが少なく歯質と硬さが近いため体に馴染む特性がありましたが、現在ではほとんど使われなくなりました。
現在では、保険が適用されるCAD/CAMが使われ、ブロックから削りだすものが主流となりました。日進月歩で新しい材料が、開発されています。
保険は適用外ですが、有名なのが、イボクラービバデント社のe-maxで、天然歯との相性も良く、審美性も美しいです。
豊富な種類のケアグッズを扱っております
通常の歯ブラシでは磨ききれない細かい部分をピンポイントで清掃できるワンタフトブラシ(お写真の右からに2番目)は、口腔ケアに大切なアイテムです。
大型改装を完了し装い新たに診療を再開しております
患者さんが快適に過ごせるよう、高品質な歯科治療をできる環境を整えました。
待合室・お手洗い
患者さんが快適に過ごせるよう、高品質な歯科治療をできる環境を整えました。
診療室
新しい歯科ユニットも入りました。
万全の治療体制
ストローマンインプラントを常に300本以上在庫し、専用の棚に保管し、万全の治療体制を整えています。
壁面のパネル
少しでも緊張を和らげるよう壁面のパネルは柔らかな印象のものを採用しました。
デジタルモニター
インプラント手術時間を計測するデジタルモニターを設置しました。
ファンフィルターユニット(CA-AU600F)
HEPAフィルターの状態をモニターで監視することで、室内の空気を常に清潔に保っています。
クラスB滅菌器
当院ではクラスBと言われる滅菌器を使用しています。世界で最も厳しいヨーロッパの基準を満たしており、それらのクリニックでプレバキューム方式と呼ばれる真空と加圧を繰り返す滅菌器を義務付けされています。この方式は外科で使う複雑な形状の器具や、滅菌のパックなどが水蒸気の妨げになるものを完全に滅菌するため、何度もこの工程を繰り返すことによって隅々まで水蒸気を当てることができます。世界で最も厳しいヨーロッパの基準で、現在日本での一般の歯科医院でのクラス Bの導入率はわずか数%と言われ、当院では最高のインプラント治療を受けていただくために導入しております。ヨーロッパの基準ではN.S.Bクラスの3つに分かれて、最も厳しく基準が高いのがクラスBです。EN13060の規格に準拠した滅菌器です。
医療用ガス配給システム
施工時に床下に配管し、酸素アウトレット(カラコード緑)と酸素流量計に接続します。別室に酸素ボンベを置き酸素供給装置を設定するメリットは、何かと医療器機で反雑になりがちな手術室のスムーズなオペレーションを可能にします。当クリニックでは手術室を作る前段階ので床下に医療用ガス配管システムを構築し機能性が高くシンプルな手術室を構築しました。インプラント手術は高い精度が要求されるため手術室の動線が重要です。
口腔内3Dスキャナートリオス3(TRIOS3)/3Dプリンター
当クリニックでは口腔内を短時間で高い精度で型取りが出来る、口腔内スキャナーを導入しています。
インプラント治療時に再現性の高いデジタルのデーターでかぶせ物をつくっていく最新の技術です。型とりが苦手な方でも従来の型とり材を使わないで治療が出来ます。
一般的な型とりは、粘土のような材料を使い、石膏模型を作り、技工所に送り製作します。
デジタルでの型とりは石膏模型もなく時間の短縮と、模型を保管する必要も無くデジタルでそのまま残ります。
短所としては光の反射しない歯肉の裏の部分や多数歯欠損で連続撮影が行えないケースではまだ適応外になります。
カラーで毎秒4,500枚スキャン速度で撮影し3Dに、データーからシェードテーキングという色合わせも簡単に行えます。
インプラント治療用の精度の高い硬いラバー系のシリコン印象材が使わなくていいケースが増えていきます。
また、オールセラミックなどどうしても歯の模型が必要なケースでは3Dプリンターで出力して作ることができます。鋳造しなければいけない金属のものでも、デジタルで設計し(ワックスアップ)3Dプリンターで作りその後鋳造することができます。
バリオサージ3による低侵襲治療
バリオサージ3は、超音波振動による骨切削のための機器です。
外科的侵襲が少ないため患者様のからだへの負担が少なく、短い施術時間でサイナスリフトを行うことができます。
ISQ値測定 OSSEO100+
インプラント治療は、手術後のケアが重要です。
当院では”OSSEO100+”という機器を導入しています。この機器は、ISQ値と呼ばれるインプラントと人体の結合性を示す数値を測定します。
医師の経験による技術とあわさることでより精度の高い診察が可能になります。
当院では、”OSSEO100+”を2台導入しています。手術直後、術後1か月半後…とフォローアップに利用しています。
術後のISQ値が一定以上であれば即時インプラントが可能です。
クリニックの様子
クリニックの外観
親しみやすい商店街の一角でお待ちしております。
エントランス
感染症対策徹底のため、入口ドアは非接触型の自動ドアを導入しました。
待合室
木目調のあたたかな雰囲気の待合室。
診療室
診療台の間隔をあけることにより、プライバシーを大切にいたします。
診療ユニット
クッション性のある柔らかな素材のユニット、大型のモニターを導入しました。患者さまには、居心地の良い環境で安心して治療を受けていただくことができます。
インプラントオペ室
機能的でクリーンなオペ室です。大型モニターにCT、デジタルレントゲン、3Dシュミレーションなど同時にモニタリングし、安全に手術が可能です。